僕と娘のドタバタ日記

ひょんなことから僕と娘(2歳)の二人生活が始まってしまいましたので、そのドタバタっぷりを徒然と書き綴ります

狂戦士デコ姫

f:id:uyuhon:20210918072044j:plain

あれ?第二子が産まれたと思ったら、またデコ姫の話か……?

先延ばしが好きですからね。先延ばしますよー。まだまだデコ姫の話です。
これは、パパと、狂戦士と書いて、バーサーカーと読む、デコ姫(2歳の娘)の、もう二人ではなくなったけど、我々の戦慄の物語である。

突然だが……。


バーサーカーが現れた!!(どう見ても、某RPGのあのモンスターやん)
※ここでトゥートゥートゥー、トゥルルルー、という某RPGの戦闘曲が流れる

バーサーカーの先制攻撃。
バーサーカーは雄叫びを上げた!
「イヤァァァァー!」

パパが身が竦んで、動けなくなってしまった。

バーサーカーの追撃。
パンチ。キック。頭突き。コンポが炸裂!!

パパは必死でガード。

ここで、パパの反撃。何とか言う事を聞かせたいの魔法を唱えた。
「もう知らないっ!勝手にしなさい!」

バーサーカーは一瞬、黙った。しかし……。
「うわぁーん!!」

バーサーカーには逆効果だった。バーサーカーの攻撃力が上がった。

バーサーカーの攻撃。

バシッ!!パパの顔にクリティカルヒット!!

パパは100の(精神的)ダメージを受けた。

パパは心が折れてしまった。

教会にて……。
「おお、パパ殿よ。心が折れてしまうとは情けない。レベルを上げて出直すが良い」


はあ。育児レベルがまだまだ足りないようだ。
本などを見て、勉強してレベルを上げるべきだな。

と、まあ、こんなのが日常的な光景なのであるが。

しかし、このビジュアル。めっちゃインパクトあるけど、もし、将来、本人が知ったら、ガチで切れられるな。
でも、僕には今のデコ姫にこれ以上に合っているイメージを知らない。

道家の次は、狂戦士(バーサーカー)に転職してしまったデコ姫。
彼女はどうやら攻撃性に特化した能力を上げていくタイプのようだ。

最近、スキルの上達のスピードが早くなっていっている。
これも保育園に行かせるようになった賜物だろう。

TVやオモチャで歌が流れるものが多いのか、歌を歌うのも上手になってきている。
歌詞はいまいち覚えていないため、どうしても替え歌になってしまっている。
ふん、ふん、ふーん、と誤魔化すのは上手くなったようだ。

 

冒頭は、イヤイヤの面だけ取り上げたが、ストレスを感じることは多いものの、これも子供の成長と考えれば、パパレベルが少し上がった気もする。
いろいろなところで書かれていることだが、育児は完璧など目指さなくていい。子供も親もまだまだレベルが低いのだから、お互いの事を知って、少しずつレベルを上げていけばいいのだ。


と言ったところで、閑話を挟んだが。

次はいよいよ、第二子が産まれる。というか、無事に産まれてます(⌒∇⌒)
なのに、こんなどうでも良い話を挟むとは……笑

僕とデコ姫、二人の生活が終わるとき

f:id:uyuhon:20210905070455j:plain

突然にして、僕とデコ姫の二人の生活が終わってしまった……。

と、書くと何か破局したみたいな感じになるね。
言葉の綾って怖いね。二人の生活が終わるって書くと、二人が別離するって思われそうだけど、実際に二人が三人の生活になったら、二人の生活が終わるってことですからね。

そう。妻が遂に退院したのだ。
え。遂に子供が産まれたんですか!おめでとー!というのはまだ気が早くて、正産期、つまり、いつ産んでも大丈夫ですよっていう時期に入ったので、一時帰宅したのだ。
なので、これからが本番(出産)というわけだ。
というか、妻が帰ってきた時点で、「僕と娘のドタバタ生活」も終わりを告げて、この手記も終わりという事か、とも思いましたが、せっかくなんで、下の子が産まれてからも、飽きるまで書き続けようと思いまーす。
タイトルの「僕と娘のドタバタ生活」も変えないといけないのかな?正直、あまり気に入らないタイトルなので、気の利いたタイトルが思い浮かんだ時点で変えますねー。


ともかく、妻が退院した。
妻とデコ姫が感動の対面をする。みんな、そんな光景を想像すると思う。
だが、僕らは違った。

デコ姫はママをどれだけ覚えているかな……、だった。

実はデコ姫には前科があるのだ。過去にもママから2,3日離れたことがあって、戻ってみると、完全にママの事を忘れていたのだ。
「なにこの人、知らない人がウチにいるんだけど……?」っていう感じで僕を見て、擦り寄ってくる。
その時の妻のショックは計り知れない。

ああ、これ完全に人見知り出てるなーと、しかもママに……。そうは言ってもすぐに思い出したのか、ママにも慣れたのだが。
しかし、今回は離れていた期間が長い。僕も妻も見物だな、と思って、そういう意味で再会を楽しみにしていた。
そして、保育園からの帰り、家の中にママが居る状態で帰ってきた。

「あれ、誰この人……?」
案の定、また人見知り炸裂で、僕に擦り寄ってくる。やっぱり、コイツ、また忘れている……。
今回はちょっと長めで、なかなか思い出そうとしなかったが。ご飯を食べたりする内に、思い出したのか、普通に戻っていた。

「お、いたんか。おかえり」と軽い感じで迎えることになった。
ママを覚えて、甘えてわざと知らないふりをしたという説もあるが、全然、そんなリアクションじゃなかった。


そんな感じで、家族水入らずで残り少ない3人での生活を満喫することとなった。

そう言えば、例のご飯を自分で食べない問題、あれはいつの間にか解決していた。
妻が帰ってくる前だったが、不意に自分でスプーンを持って、食べ始めた。
妻にもそのことを話していたので、帰ってきたあと「え。この子が食べないなんて嘘でしょ」と言われて、確かに妻が帰ってきてからは拍車をかけるようにバクバク食べて、お腹が痛くならないかと心配するくらいだった。
結局、何がきっかけだったのか良く分からない。
最近はいろいろあって、一時的なストレスだったのかもしれない。

しかし、デコ姫の凶暴性は変わらないので、身重の妻を守るべく、今まで通り、僕が手を焼いているのだが、第二子を迎え入れるとき、デコ姫はどんな反応をするのか。
絶対に自分に振り向かせようとして甘えてくるし、赤ちゃん返りもするのだろうな、と想像するのは難しくない。
それよりも、第二子への攻撃をしてくるのと考えるのが恐ろしい。そんなときは、いくらデコ姫だろうが、きつく叱る必要がある。
こんなパパに出来るのかしら。いや、そこは絶対にやらねばならぬ。

妻は一か月以上もデコ姫と離れていたので、僕が気付かなかったが、デコ姫が大きく成長していることを感じているようだ。
それは保育園による効果が大きいのだと思う。
そうであれば、第二子を迎え入れるということは、デコ姫をまた成長させることになるし、ちゃんとお姉ちゃんとしての自覚を持たせることが出来ると期待している。

第二子を迎え入れるのは、僕らにとって、とても楽しみだし、これからの生活がもっと楽しくなるのだと胸を高鳴らせている。
と、同時に今よりももっと大変になるだろうことも同じように覚悟はしている……。

しかし、デコ姫の時よりも名前を考えるのが難航している。デコ姫の時もいろいろ考えたが、今よりも早い段階でこれにしようというのが決定していた。
だが、今回は候補はいくつかあるものの、どれも決定打に欠けていた。あとは本人の顔を見てから決めましょう、という話になったのだが。
優柔不断な夫婦だから、本当にデコ姫に決めてほしいくらいだった……。


そして、いよいよ出産のときを迎える。と、現在進行形のブログなので、実はこの更新時点でもまだ産まれてません。
次回、更新時にはきっと産まれているかな……(*^^*)

デコ姫、武道家に転職する

f:id:uyuhon:20210903052123j:plain

妻が切迫早産になって、入院してから、僕とデコ姫(2歳の娘)が二人で生活するようになって1か月も過ぎた。

相変わらず、デコ姫はイヤイヤ期真っ盛りだ。

以前は勇者デコ姫だったが、今は転職して、武道家デコ姫になっている。
まさに、某人気RPGの4作目のオテンバ姫だ。

というのも、デコ姫の攻撃性が上がっているのだ。

よく、イヤイヤ期で子供がうわーんとなって、床に寝そべってジタバタする光景は見たことがあるだろう。デコ姫もそれに違わず、同じようにジタバタする。

ジタバタしている手や足が当たって、イタッ!ってなることが良くあると思う。

僕も最初は、痛ったいなあ、と思ってたけど、たまたま当たっただけか、と思っていたが、違っていたのだ。実は、奴はジタバタする中でも、ちゃんとこっちを狙ってきているのだ。

デコ姫の得意技はかかと落とし。
両足を振り上げてからの振り下ろしで、確実にこっちの方に向けて落としてくる。

普段はそうそう当たるものではない。しかし、寝そべっているときは要注意だ。
これ見よがしに、かかと落としを見舞ってくる。

2歳だからと言って舐めてはならない。これが見舞われるとなかなか痛い。
なので、僕も必死に腕で防ぐのだが、やはり、奴は狙っているのだ。クリーンヒットしなければ、機嫌を損ねてしまい、更なるイヤイヤになる。
本当にどうすれば良いのだろうか……。

ちなみに裏拳も得意技だ。
これもまた、ジタバタするふりをして、ちゃっかり、こっちを狙っている。

ばちん、と顔に当たったら、一瞬、マジな顔で「痛かったよ」って言うと、一瞬黙るが、すぐにうわーんと泣く。
本当にどうすりゃ良いんだ……。

しかし、デコ姫の運動能力は高い方だと思う。

ご飯はもりもり食べるし、特に足の筋肉の発達が凄い。子供ながらに足はムキムキだなあと思う。
よく歌に合わせて踊ったりするのも好きだから、そっち方面を伸ばしてあげても良いのかもしれないとか思ってみる。

 

f:id:uyuhon:20210903053607j:plain

イヤイヤと言えば、前述したご飯もそうだが、歯磨きもイヤイヤが酷い。

いろいろ調べて試してみたりしたが、あまり効果が無い……。
歯ブラシを渡したら、自分で口の中に入れるのだが、決して、僕に磨かせてくれないのだ。僕が歯ブラシを持った瞬間、くるんと身体を反転させて、逃げる。

頼れるアンパンマンの絵が付いている歯ブラシに変えても、今回ばかりは力になれなかったようで、あまり効果がは無かった。

歯磨きに関して、妻より重大任務として任せられている案件の一つであり、もし虫歯でも出来たりしたら、大目玉を喰らうのは間違いない。
それほど、我が家にとっては歯磨き(とG対策)は必須なのだ。

ちなみに妻は歯磨きに対して恐ろしいほどの執着を持っていた。歯磨きを一日に4回以上はやっていた。虫歯になって治療したのがよっぽど嫌だったのか、二度と虫歯にならないと心に誓っているようだ。
それでも、ことある度に歯が痛いとか、治療したところが痛い、歯医者は信用できないとか言っていた。
また、入院中の買い足し品の中でも、歯磨き関係がほとんどを占めていたと思う。

まあ、そんな母を持つ、デコ姫はさぞ歯磨きの英才教育を受けているはずだが、めちゃくちゃ嫌がる。
嫌がりすぎても、結局、押さえつけて、歯磨きさせるので、逆にもっと嫌になることを懸念しているが、でも、歯磨きしないわけにはいかないじゃん?
そういうジレンマと戦いながら、何とかやっている。

 

f:id:uyuhon:20210903052309j:plain

デコ姫からは離れるが、G対策も我が家の重大任務だ。
Gに対しても、妻はとんでもなく神経質だ。普段、節約志向(言い換えれば、ケチ)の我が家でも、歯磨きとG対策に対しての予算だけは惜しまない。

今年に入ってからもう家の中に中型Gが2体も現れた。大型1体は、家への侵入するぎりぎり手前で退治できた。
今まで僕は運が良い方だったのか、一人暮らし時代では家の中でそこまで多数のGを見ることは無かった。
今の家も新築の方で、元々、ここに住んでいたとは考えにくい。
外でもたまに生きているGや、死んでいるやつも見かけることがあったので、この地域は多い方なのかもしれない。

対策としては、子供もいるので芳香剤タイプのG用忌避剤を使っているが、それを使っていても中型1体が妻不在中に現れたので、慌てて買い足して、今は我が家はそこら中に忌避剤が置かれている。


という、我が家の現状である。
そんな感じで、何とかかんとかやってきた、僕とデコ姫のドタバタ生活。
次回、遂にあの日を迎える……。と、まだ生活編を書いているかもしれないけど、ご容赦を……(・ω<)

イヤイヤ期の到来

f:id:uyuhon:20210831053501j:plain

妻が切迫早産で入院し、僕とデコ姫(2歳の娘)の共同生活が始まってから、
少し経った後、僕らは実家に帰省することとなった。

結論から言うと、実家から戻った後からの僕の疲労度は増加した。

いろんな理由があるのだろうが、子供のイヤイヤが酷くなったのだ。
子供自身も母親が居ないことへのストレス、保育園のストレスが蓄積されていったのか、成長の過程でのイヤイヤなのかは分からないが、とりあえず、酷くなっていった。

その一つの原因に、実家への帰省があるのではないかと思う。
家から離れて、馴染みのない場所で過ごすのもストレスになるのかもしれない。

以前も実家に帰った際に、知らない人達と過ごす中で、人見知りになるようになったのだ。
考え方によっては、実家に帰ることで成長の一段階を上げてくれたという考え方もあるのだろうが。

デコ姫の変化の中で僕にとって一番負担になったのは、食事を自分で取らなくなったことだろう。
元々、出来ていた事が出来なくなったので、心理的負担は大きい。

何で出来なくなったのか、今、考えても良く分からない。

最初は、外食の時、人目を気にして自分から食べようとしなくなっただけなのかと思ったが、実家から帰ってきても、家で二人で食事になっても、自分で食べようとしないのだ。

幸い、ご飯を食べたくないというわけでは無いようで、口にスプーンを持っていくと食べることは食べる。

赤ちゃん返りの一環なのか、甘えているだけなのか、良く分からないが、
食事の時は常にスプーンにすくってやらなければならず、食事の時間がかなりかかるようになってしまった。

「爺や。まんまを食べさせなさい」
と言わんばかりに、こっちを見てくる。これがデコ姫の姫たる所以であるが、しんどい……。
これは持久戦だと思って、しばらく待ってみても全く動じない。姫の意思は強かった。
持久戦となると、分が悪いのはこっちの方だ。いつも、時間切れで結局、食べさせることになるのだ。


ともかく、僕は一時的に休息する目的も兼ねて、実家に帰省した。

確かに親の元で食事などはお世話になって、多少は休息が出来たと思う。
ただ、前述もしたが、親も親で今は大変な状況であった。父親が介護が必要な状態なのである。
また、しばらく会っていなかったからか、デコ姫もおばあちゃんに慣れるのに時間がかかった。
おばあちゃんと二人きりでも大丈夫になったのも、最後の方だった。

そんな感じで一瞬で、実家帰省編は終わってしまったのだが。

とにかく、デコ姫のイヤイヤが酷くなったのだ。
ご飯に限らず、お風呂も嫌、トイレも嫌(トイトレは始めたばかりだが)、歯磨きも嫌、ねんねも嫌、朝起きるのも嫌。
これがいわゆる、魔のイヤイヤ期の始まりである……。
余談になるが、アメリカでもイヤイヤ期は"terrible two"と表現されている。直訳すると、酷い2歳。万国共通のものだ。

僕は、普段、怒るような性格ではない(と自分では思っているが)。
子供に対してもこれまで感情を剥き出しに怒鳴ったことなど無かったのだが、最近、それが増えてきたと思う。

妻が居ないのもあるかもしれない。誰かが居たなら、きっと抑制が働くのだろうが、一人だと歯止めが利かなくなるのだろう。
いろんな家庭の事情があると思う。それでも、夫婦は揃って育児をすべきだと思う。
何事も一人で溜めてしまうのは良くない。二人が傍にいるのなら、どちらかが暴走したとしてもどちらかが歯止めになるはずだ。
僕の場合でも、現状を妻や親に電話などで話すことで少しは発散になっている。

この状況はいつかは終わる。悪魔の2歳が過ぎ去ってくれると、天使になってくれるのだ、と思うことが大事だ。
え。この人、本当に天使になるの……?

まあ、そんな疑問は置いておいて、次回も引き続き、デコ姫のイヤイヤ期の現状について書いておこう。

デコ姫の冒険の仲間たち

f:id:uyuhon:20210827051434j:plain

これは、妻が切迫早産で入院することになった、僕とデコ姫(2歳の娘)の育児という
壮大なる冒険の物語である。

お盆休み編に入る前に、デコ姫の頼れる仲間達を紹介しておこう。

勇者デコ姫は、最初の冒険(保育園)をそれほど難なくクリアしたと述べたが、
それは彼女に頼れる冒険の仲間たちが居たというのが大きいだろう。

もちろん私ではない。親と一緒に冒険に出るRPGなんて何が楽しいのだろう?
ダサいにもほどがある。

仲間、と言っても、デコ姫がレベル1だとしたら、彼らはレベル50とかいうベテランの冒険者レベルなんじゃないかと思う。そんなのが最初から仲間に居たら、普通にゲームバランスが崩壊すると思うが……。

そう、保育園の先生たちだ。

ここであえて、保育園の先生を紹介したのには訳がある。
何といっても、彼らは僕ら(世の親たち)なんかよりもよっぽど(育児)レベルが高いのだ。

うちの子で言うと、特に昼寝が不得意だ。とんとんは当然の事、あらゆる寝かしつけを試したが、ほとんど効かず、昼寝で2時間拘束されて、結局、昼寝することが出来ず、夕方になって、超絶不機嫌になって、そのまま、夕食、お風呂も出来ずに寝てしまうこともあった。

そんな昼寝が不得意なデコ姫であっても、保育園の先生に掛かれば、イチコロであったようだ。

「ちょっと愚図りましたけど、トントンで寝てくれましたよー」

と、保育園の先生はさも簡単な風に言ってくれるけど、あなた達は本当に魔法でも使っているのかと思いたくなるほど凄いのだ。

昼寝に限らず、うちの子は人見知りもあったので、保育園に預けた最初の頃は気が気でなかったが、彼らはプロであった。保育園の先生に預けたら、何とかなる、とそういう思いにさせてくれたのだ。

ワンオペの中、精神的にも苦しい中で、送り迎えの会話が出来る、毎日の連絡ノートで子供の事を相談できるというのはとても頼もしい限りだった。


デコ姫の仲間をもう一人(人かな?)紹介しよう。

デコ姫に限らず、日本中の子供たちを魅了する、あの男(男かな?)だ。

そう、みんな大好きアンパンマンだ。

子供の味方、アンパンマン。彼は、子供以上に親たちの最大の味方であったのだ。
今の世代の日本人なら、子供の頃から、大人になってもからでも助けられる存在は彼を除いていないだろう。

しかし、そのアンパンマンも、うちの子は当初はそれほど興味を持っていなかった。
中には興味を持たずに育つ子もいると聞いていたので、そうなんかなあと思っていたら、急に興味を持つようになったのだ。

「アンパンねんっ!」と、最初は関西弁な感じでアンパンマンを呼んでいたデコ姫。
今では、外でどこかに見えると、すぐにアンパンマンっ!と恥ずかしいほど盛大に叫ぶほどになってしまった。

しかし、あんなにみんな大好きなアンパンマン。なぜあれほどまで子供が興味を引くのか。
あの丸いフォルムが重要なのか、分析したくなる。

それはともかく、デコ姫がぐずったとき、寝起きでなかなか起きないとき、ちょっと親が手が離せないとき、いかなる時でもアンパンマンを見せるだけで、子供はそっちに行ってくれるのだ。

しかし、うちの子は飽き性なだけなのか。オープニング&CMは絶対に見るが、本編が始まると、途端に興味を失ってしまうことがよくある。あ、今日はハズレ回だな、とでも思っているのかしら……。

そんなアンパンマンでも、僕は憂鬱なことがある。

みんな大好きアンパンマンなので、ぜひ、デコ姫も例のアンパンマンミュージアムに連れて行ってあげたいと心から思うのだが、行ってみて、料金を見て驚愕した。

ぜひ、ご自分で確かめてほしい。

その日は、何かのついでで行こうかなと思ってたくらいなので、まあ、行かなかったのだが、ついで、なんてとんでもない。これは一日中遊ぶレベルだ。
そう、ディズニーやUSJと並ぶレベルの強気の料金設定なのだ。

子供に優しいアンパンマン。だが、大人には厳しい。取るものはしっかり取るヒーローだったのだ。