僕と娘のドタバタ日記

ひょんなことから僕と娘(2歳)の二人生活が始まってしまいましたので、そのドタバタっぷりを徒然と書き綴ります

勇者デコ姫の冒険

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妻が切迫早産と診断された翌日に、妻が入院することになった。
それと同日に、娘の慣らし保育が始まった。

今後、この娘を主体に話を進めていくが、娘という呼び方も味気ないので、
呼び方を変えてみることにした。

デコ姫、でどうだろうか?
どうだろうか、と言っても本人に聞けないから、僕が決めるしかないのだが。

チャームポイントを上げたらキリがないという、親バカっぷりは置いておいて、
何か一つと問われたら、真っ先にオデコが強調されるから妥当とは思うのだが。

10年後くらいにもし、この手記が本人に読まれることがありでもしたら、
とんでもなく怒られるかもしれないが……。

そして、遂にデコ姫の人生最初の冒険が幕を開ける、とカッコいい言い方をしてみた。

だが実際に考えてみると、人生で初めて、親から離れて、保育園という見知らぬ世界に
身を置くのだから、これを人生最初の冒険、それも、本人にとっては、
何も分からない状態で、放り出されるのだ。

これを自分に置き換えてほしい。

こんなに恐ろしい冒険は他にあるだろうか。

世の親たちは、子供が保育園に送り出すときは是非、この気持ちを忘れないでほしい。
そして、温かく、優しく見守って、子供たちを送り出してやってほしい。

話を戻して、勇者デコ姫の人生最初で最大の冒険が始まったのだが、
まあ、やはり、最初は「イヤー!」ですよね……。

僕も共に「イヤー!」であったのだが、ここは心を鬼にして、デコ姫を見送ったのだ。

最初の慣らし保育なので、午前中の3時間ほど預かってもらっただけなのだが、
その3時間はひどく長く感じた。

その3時間は、僕は正式な保育園を始めるに当たって、必要なものを買い揃えたり
していたが、頭の片隅には常に考えて、やきもきしていた。
ずっと泣き止まずに、悲しんでいるんじゃないだろうかと……。

しかし、満を持して保育園に迎えに行くと、結果は意外なものだった。

保育園の先生「パパの姿が見えなくなると、コロッと泣き止んで、遊んでましたよー」

え……!?

勇者デコ姫、けっこうメンタル強かったのだ。

むしろ、パパの方が弱い……。

何はともあれ、これで保育園に通わせることが出来る。
妻にも報告し、妻も安心して、その日から入院することになった。

妻との別離は辛いものだった。

このコロナの影響で、面会は出来ないのだ。出産まで退院が出来ない可能性があり、
ずっと会えない状態が続くのだ。デコ姫が物心つく前で良かったと思う。

こうして、僕と娘のドタバタ生活が始まった。

そう、始まってからが、また大変だったのだ……。