保育園問題
まず、断っておくが、前提として、僕らは親を頼れなかった。
妻は両親ともおらず、僕は両親が居たが、父親が介護が必要で、母親が簡単に
僕らを助けてくれる状態ではなかった。
そんな感じで、僕らは里帰りとかもせずに二人で産むことにしたのだったが、
このような状況になるとは夢にも思わなかった。
話を戻すと、僕らは帰宅後、真っ先に子供の保育園問題に着手することにした。
幸いにも、出産予定の少し前から保育園に預ける計画を立てており、事前に
下調べなどはして、ある程度、目星を付けている保育園があったのだ。
しかし、この保育園問題、目星を付けるまでが大変だった。
僕らが住んでいる地域がそうなのか、分からないが、満3歳未満の子供を
預けることが出来る保育園の空きが全くなかったのだ。
どこもいっぱいであり、何件も調べて、電話とかで聞いてみたが空いておりません、
の一言で門前払いされるのがざらだった。
そんなこんなで、ようやく2つ空いている保育園が見つかって、1件の保育園は本当に
一時預かりというか、前日の予約でも空いていたら入れるような施設であり、
保育園の先生の人数とかで、僕らは目星を付けていた、もう1件の保育園に入れることにした。
その保育園は事前に相談はしていたのが、当初、入園する予定は1か月以上先だった。
急に明日から預かれませんかね、と駄目もとで聞いてみたのだが、なんと、
明日から慣らし保育を始めてみましょうか、と快諾してくれたのだ。
渡る世間は鬼ばかりではないものだ。
しかし、これで保育園問題は何とかなった、と思ったのだが…。